af0060000385

ITを活用した人材育成プログラムの成果の考え方。

先日、とある企業の人材育成担当者の方から、下記のようなお問い合わせがあった。
(うちの会社では、ITを活用した人材育成、人材情報系のサービスを展開しているのですが)

サービス利用開始後〇日後に〇回以上アクセスしている人の数を知りたい

そんな統計情報が、いったいどのようにその会社の人材育成課題の解決になるのか、全くわかりません。ただのSNSと勘違いしていること甚だしい。たとえこれが社内SNSだったとしても、その統計情報にどれだけの意味があるのか、正直わかりません。活性化度をアクセス数から判断するというのは、重要ではないと思います。

私は、もっと本質的な課題が見えてくることのほうが重要だと思っています。例えば、お膳立てして場を用意しても、全くアクセスをしない人がいたとすれば、その人には何らかの課題があるはずです。会社にコミットしていないか、人事部をなめているのか、もしくは教育プログラムが自分に必要ないと判断して現場に戻ってからの仕事との兼ね合いの中で優先順位を下げられているのか。だとすれば、研修テーマや内容に課題があったのかもしれないですし、対象者の選別を間違えたのかもしれません。タイミングが悪かったのかもしれません。

逆に頑張っている人がひと握りでもいたとして、その人たちが実際の業務においてハイパフォーマーだったとしたら、その人たちの取り組み状況を分析すれば、その組織における人材育成の「ブライトスポット」の発見につながるかもしれないのです。

100%全員が活性化するような取組っていうのは、ほぼ皆無です。それは別に悪いことではありません。だって中には、教育プログラムに積極参加しないけれど、十分にハイパフォーマーな人もいます。そういう人は一匹狼タイプか、天才タイプで、独自の方法で成果をだしているのです。それはそれで良いのです。でも、同じような人を、育成することは難しいでしょう。

人材育成のプロセスの評価をすることで、見えてくるものは多いのです。

Pocket

投稿者:

toyokichi

toyokichi

何かに夢中で楽しんでいるうちに、いろいろな課題を解決してしまってHappyになれるような、そんな仕組みをつくることを夢見ている人です。渋滞と行列がニガテ。ランナーもどきで実はオタクです。