塚田農場のアルバイトは従業員満足度から顧客満足度につながる良事例。

ブラックバイト問題が大きくクローズアップされるなか、学生アルバイトたちの就活を徹底支援する居酒屋「塚田農場」。就活に苦しみ、バイトに来られなくなる学生が減ることで、会社にも大きなメリットがあるのだという。

情報源: ブラックバイトの真逆!居酒屋「塚田農場」の異色経営|消費インサイド|ダイヤモンド・オンライン

だいぶ前からビジネス系のテレビ番組やニュースでも聞いたことがあった塚田農場のアルバイトの話。

実際に私も2度ほど飲み会や打ち上げで行ったことがあるけれど、この記事の著者のいう通りの接客スタイルですごいと思いました。アルバイトに対する裁量権と人材を大切にする会社側のサポートの手厚さ。素晴らしいですよね。(おそらく表面だけ真似をした○○農場とは全く異なる感じ。こちらも行ったことがあるが、接客レベルに違いがありすぎた。)

自分のアイデアが採用される、社員と同じように研修を受けられる、など自分を認めてもらえたと感じる瞬間が多々ある。自発的に成長をしようという意欲が、各店舗の職場にも風土として根付く。そうなると職場の雰囲気も自ずと良くなる。またキラキラした接客ができる。お客様が満足する。

まさしくESがCSにつながっている。

一種の加点評価に加え、1人1人の“存在”が認められ大切にされていることが実感できる仕掛け。

アルバイト先としての人気が出るのも当然。採用倍率も9倍とか!これだけ人材不足に悩む飲食業では革命的な数字じゃないでしょうか。

いわゆる“ブラック”といわれる職場が敬遠されて、人手不足で悩み、店舗の閉店にまで追い込まれるケースが多々あるので、本当に好対照。

これって、ある意味で「健康経営」にも通じます。社員を大切にしているかどうか。そういう会社が成長を継続し、生き残っていく時代であることは間違いなさそうです。

 

エナジャイズに必要な承認のメッセージ。

先日、金井先生がFacebookでつぶやいていた。

どのようにすばらしいことを達成しても、どんなに名誉あることだといわれても、だれかによいことをしてくれたね、と承認してもらうことには及ばない。とくに大切に思うひとから、よく貢献してくれたねと承認されるのは、エナジャイズになる。1月19日の太田さんのセッション、今から楽しみに。

Posted by 金井 壽宏 on 2015年12月23日

誰かからの「承認」が「エナジャイズ(活性化力)」につながるという話。

自分が何かに貢献していると実感することは、職場に限らず重要なのだ。

先日、とある会合で聞いた話。「健康寿命」を伸ばすという意味でも、これは重要かもしれないという話。「健康寿命」っていう文字面だけ見ると、なんだかジジ・ババくさい感じを受けるが、要は定年退職後から寿命までの間が長くなっているが、その間に介護やら医療やらで様々なコストが本人にも家族にも国家にもかかるということ。

まぁ、個人的には生涯現役っていう生き方の方が良いと思うのですけれど、少なくとも定年退職後も週に何度か会社に嘱託か何かで関わりながら後進育成に携わることができれば良いほうで、いきなり社会から切り離されると、自分の存在価値を見失って、やることもなくなって急激に「認知症」になったりするといわれている。原因はさまざまですが、けっこうこの「社会的」に隔絶されることの影響は少なくないそうだ。

趣味でもボランティアでもいいし、農業やガーデニングで土いじりするだけでもいい。社会と接点をもったり、自分が何かの役に立っている、貢献していると実感できるかどうかが大事なのだ。

そうなると、やっぱり「ありがとう」「助かるよ」って言ってもらえることは間違いなく「エナジャイズ(活性化力)」なんだろうなと思うのです。

ABCマートに「かとく」が入った例から考えるブラック企業認定。

先日、今年4月に東京労働局に新設された「過重労働撲滅特別対策班」(通称・かとく)が、初めて書類送検した事例として、靴販売のABCマートが取り上げられていました。

国が本気でブラック企業を撲滅するために動き出している証拠です。これって、本当に「白黒」ハッキリさせていって、本当の意味での「ホワイト企業」(中には以前に雑誌で離職率が低いというだけでホワイト企業にランクされていた企業もあるが、そうではなく)と、野放しに出来ない「ブラック企業」をハッキリさせて、生産性が高く従業員の健康寿命を縮めることなく価値を生むホワイト企業に人材を集めていこうという試みだと感じます。

逆にブラック企業にはその是正を強く迫るものであり、是正が認められない場合は倒産へ自然と向かわせるものではないだろうか。 ブラック認定がされると、これでもかというくらい人材採用は難しくなる。流出も増えるだろう。

経営って、ほとんど人の問題ということが最近よく分かります。事業の成長も、失速も、人次第。そもそも良い人材を集めることができなければ、勝負どころで勝負することもできない。 この世の中の流れは良いと思います。

まだまだ、見た目だけホワイトな企業もいっぱいあります。つまりはグレーな会社。 こういったことって制度とかの問題だけじゃなくて、もちろん従業員と会社の信頼関係だとか、ロイヤリティのようなものも重要な気がしていますが。 過重労働をせざるをえない職場であったり、ビジネスモデルをしている会社は、そもそも企業の永続性はないし、破綻していると思います。

人は資産ですし、その人にとっても身体が資本な訳ですから、やっぱり健康的に働けるかどうかというのは、当然のことながら企業に責任はあります。十分に健康的に働ける組織と環境を用意しているにも関わらず労働時間が長くなる社員は、それは単にセルフマネジメント力が不足しているに過ぎないです。 なんてことを、もやもやと考えながら、こないだのABCマートの事例や、そのもっと前のワタミの事例を振り返っていたのでした。氷山の一角だけどね。

経産省関連の「スマート・ヘルスケア」マッチングイベントに参加してきました。

代表プレゼンテーション中

昨日は、出展企業スタッフとして参加してきました。ブースを構えていましたが、たくさんの方とお話することができました。グループセッションにも参加させていただいたり、講演を聞いたりしました。

企業担当者も、健保組合の方も、ヘルスケア系の事業者さんも、皆さん一様にとても熱心!私たちも、もっと頑張らないと!と思いました。また、できることはまだまだ沢山あるなとも。

当日は、様々な面白いハードウェア機器や、データ計測ができる商品サービス、レシピ配信サービスなど、興味深いプレゼンも多くありました。また、健保組合さんの取組みや、企業の健康経営の取組みも、改めて聞くことで、こんなサービスができるんじゃないか、こんなのがあったら助かるんじゃないかと思考を巡らせることができました。

今回のイベントは、単にヘルスケアというわけではなく「スマート・ヘルスケア」というところがスペシャル。やはり、ITを活用することで、データヘルス(ビッグデータの活用)や、利用者の利便性アップや、効率化などを図れるのではないかということ。スマートフォンや各種ウェアラブル端末、産業向けの機器などもどんどん進化しています。今はその過渡期にあり、沢山の企業や団体が模索をしている状況。そのようにも映りました。

良い機会をいただき、ありがとうございました。

 

健康活動を社内の仲間と楽しくやれば仕事のパフォーマンスが向上する。

面白いスライドがありました。

「いつも働きすぎの CEO におくる、スタートアップの成功のための心と体の健康管理入門」という、ちょっと楽しい感じのタイトルがついていますが、中身は大真面目。

スタートアップのCEOに限らず、ビジネスパーソンならだれでも通じる内容です。生産性向上と、健康は切っても切り離せないものです。そして、無理な運動や、無理な食事制限をする必要はなく、できることから少しずつ「続けられる」ものをやることが重要なのです。

しかも!誰かと一緒にやることで、その効果はさらに高まるというのも納得。社内の仲間とやると尚良し!というのも納得。いろんな意味で生産性が高まる。身体の調子が良くなるだけではなく、確実にコミュニケーションがよくなる。

冒頭で取り上げたスライドの内容を、みんなで共通のWebサイトを活用してゲーム感覚で楽しく健康活動イベントを実施できるのが、ウェルビネの「健康100日プロジェクト」と言ってもいいかもしれませんね!(笑)

そういえば、「散歩ミーティング」は、プロジェクトを実施中に自然発生的に開催されて、他部署の部長同士が仲良くなったという話も聞いたことがあります。

「社内でやればチームのパフォーマンスが向上する」というのは、なにもスタートアップに限らず、どんな企業のチームでも一緒だと思います。

こういった当たり前の事を世の中に広げて行きたいと思う所存です。

とりあえず、ストレスを感じたら高負荷な運動を60秒間やってみようと思います\(゜ロ\)(/ロ゜)/

やる気の無い人に健康行動をとらせる面白い事例。

メキシコの首都メキシコ市(Mexico City)の地下鉄で、乗客がスクワットをしてカロリーを消費すると、一定額の運賃を無料にするサービスを開始した。

引用元: メキシコ-スクワット10回で地下鉄無料乗車 |.

こんなニュース記事を目にしました。なんでそこまでするかというと、メキシコはアメリカを差し置いて肥満率がTOPの国らしい。スクワット10回をしてカロリーを消費すると電車の運賃が無料!なんてステキなサービス。(まぁ、国営の電鉄会社じゃないとそんなことはできないでしょうけど)それくらい、国としての課題に肥満があがっているということなのでしょう。

日本に話を戻します。

職場での健康増進の取り組みで、よくありがちなことは「元からスポーツやっていたり、健康意識高い人だけが頑張る」という結果。これはいろんな担当者の方からお話を聞きます。

つまり、検診でひっかかって、ちゃんと生活改善をしなければならない人ほど、健康意識が低いので、健康増進の活動を促しても、主体的に取り組まない。やる気がない。だからやっても続かない。うまく成果が出ない。

特に検診にひっかかっていない人にも課題はある。健康的な生活は、今どこも悪くない人も心がける必要があるはずなのです。だけど、必要性を感じていないから、やっぱりやる気がでない。もとから意識が高くて、自ら健康的な生活習慣を心掛けている人なら良いのですが、そうではない人は間違いなく多くの場合で、生活習慣病リスクが高まっているわけで。

これらでよくあがる話題は「健康って個人の問題でしょ」「そこまでマネジメントが踏み込めない」という考え方。いやいやいや、違うでしょ、そんなのはもう考え方として古いとはっきり言います。

ビジネスパーソンとして、生産性高く仕事をすることは当然の責務であり、健康を維持増進する生活を送ることは、重要なセルフマネジメントの一つです。(と、えらそうに言っていますが、私だって20代、今の会社に来る前というのは、むちゃくちゃしてました。その反省の意味も込めて。検査してみたら、肝臓がもう少しでやばかったです。きっと糖尿病とかもやばかったかも。生活習慣大事です。)

ということは、従業員の健康リスクは、十分に経営リスクにもなりえます。企業の規模に関わらずです。これから、間違いなく人の採用難易度はさらに上がっていくでしょう。だからこそです。

というところで、企業としても「健康経営」を志すことは、それはもう大義があることだと思います。

ところが、「みんな、健康になれよ!」と命令したところで、人は動かないと思います。頭でわかっていても、それは難しい。だって人間だもの!

だから楽しい要素をいれながら、参加しているといつの間にか夢中になっていたり、気づいたら健康習慣が身についていたりするような仕掛けが、こうした取り組みには必要だと思います。それをお手伝いしているのも、私が主に関わっているウェルビネという会社なんですけれど。

冒頭の引用事例の話は、ある意味で自治体とか国家レベルの大きな話ですけれど、やっていることはシンプルです。「必ずみんなが必要なインフラを使っていること、その人にちょっとしたご褒美があって嬉しいということ。」それだけで、普段運動しない人も「ちょっとやってみようか」と思うのではないでしょうか。

大き目の会社だと、自販機や食堂なんかがあって、歩数計とかトレーニングのデータを測る機器と連携していて、条件を満たせば100円引きとか、そういうのって割とできそうな気もします。