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ゲーミフィケーションを活用した課題解決が私のミッション。

ゲーミフィケーションというコトバをIT系メディアで見ることがとんと少なくなった。バズワードのような扱いをされていたのかもしれない。もしくはこうしたことは当たり前になってきたのかもしれない。HR系の世界規模のイベントでも、そういったセッションがあるし、実はまだまだこれからなのではないかとも思っています。

私はとにかく「夢中になっている間に、課題を解決してしまい、楽しくハッピーになれるような仕組み」をつくることが人生をかけたミッションだと思っています。それは大げさかもしれないけれど、少なくともライフワークであることは間違いありません。

最近その想いがまた強くなっています。今、夢に一番近いところまできていると思っています。

さて、ちょっと自分の人生を振り返ってみて、ゲーミフィケーションに類することを思い出してみたいと思います。

小学生にとっては遠い通学路を楽しくするRPG

小学校の低学年時代、住んでいたアパートのお向かいに同級生が転校してきました。すぐに意気投合して、遊び友達になり、よく一緒に下校をしていました。

前提として、ちょうどそのころに流行っていたのが「ドラゴンクエスト」だったり「ナイトガンダム物語」だったり、なんせ“ファミコン”におけるRPG全盛時代かもしれません。

だから、、だったかもしれません。二人で下校しながら秘密の「RPG」をひたすら妄想の世界で会話をしながら進めていたのです。

普通の人がきいたら「なんのこと?」「頭おかしい?」って思うかもしれません。しかし事実。

一人が物語を進める役で、もう一人が主人公を操るプレイヤー役なのです。途中で強力なもモンスターが登場してきたりするのですが、進行役は“コマンド入力”を要求します。つまりは行動の選択肢を提供するんです。選択した内容によって物語は変化するのです。もちろん小学生がやることなのであれなのですが、それにしても即興アドリブで延々と40分とか1時間かけてゆっくり2kmの道のりを帰っていたのです。そして続きは明日、となる。たぶん50時間くらいプレイしたかな(笑)

小学生時代の雨の休み時間を使った双六

神戸のマンモス小学校に転校してくる前の、田舎の小学校での話。転校してからは「トランプ」とか「将棋」とか、なぜかそれらを持ってきてもよくて(今思えば、校舎建て替えで運動場がなかったからOKされていたのかも)、自分でゲームを考えるなんてなかったのですが。田舎では休憩時間といえば、外でドッジボールしたりサッカーしたり鬼ごっこしたりが当たり前でした。それでも雨が降った日なんかは、休憩時間は教室で「迷路遊び」や「すごろく遊び」に興じたものです。「迷路」をつくる達人がクラスメイトにいて、競ってみんなでつくってお互いに遊ばせるということをやっていました。

でも私はもう一歩、面白いことがしたかった。だから「すごろく」を量産した。しかも単なるスタートからゴールを目指すだけのものではない。途中でモンスターが出てきたり、武器を拾ったりするけっこう複雑な双六だ。これはけっこう男子たちの中で好評だったのだ。

画期的なテレビゲーム「RPGツクール」

私にとってはまたとない素晴らしいゲームが登場する。RPGツクールだ。自分で部品を選んでつくっていき、オリジナルのRPGをつくれる伝説的ゲーム。これにははまった。とはいえ、遊び盛りの中学生とはいえ、無限に時間があるわけではなく、かなり中途半端な状態のミニストーリーしかつくることができなかった。

それでも当時の友人に1人だけプレイしてもらって、すごく喜んでもらったことがある。こういうゲームをもっとつくってくれって。嬉しかったですね~。時間があったらもっとつくっていた。

落ちこぼれ高校生の受験勉強の夏はご褒美つきのマス埋め

時は少し進んで高校時代。私は成績が悪く、かなり落ちこぼれ。いちおう進学校だったが、大学に行けないくらい勉強が遅れていた。まぁ、いろいろあって(笑)

最後の夏休み、一念発起して志望校を決めてひたすら勉強とゲームをした!(?)

予備校や塾には通っていません。参考書と問題集をひたすら繰り返し解くということをやりました。1時間ごとにマスを埋めていき「歴史○時間、英語○時間、国語○時間」のように見える化したのです。そして合計時間が10時間(詳しくは忘れた)を突破するごとに、大好きなゲームをしてOKという自分へのご褒美を設定していました。そのころ何してたかな…忘れちゃったけど…。

今思えば、行動変容プログラムでいうところの「セルフモニタリング」と「行動強化法」ですね~。

このへんの詳しい話はそういえば以前にブログで書きました。

まぁ、それとたぶん友達にも恵まれていたのかな。競争意識もどこかにあったかもしれません。

大学時代に興じた草野球チーム活動

大学時代は野球三昧でした。野球部出身でもないのに。おかげでWebサイトをつくったり運営したり、ほかの野球チームの人と交流したり交渉したり、いろいろマネージャーの役割もしたりで良い経験になりました。

これもトーナメント戦やリーグ戦に出場することで、チームの一体感も出るし、それ自体がリアルゲームでした。

しかもWebサイトで事細かに、その日の主役や珍プレー好プレーをピックアップして紹介したり、まるでスポーツ新聞のようにつくりこむことで、メンバーたちそれぞれを主役にすることができたのです。首位打者ランキングや、本塁打ランキング、盗塁ランキング、三振ランキングなど。誰もがどこかのランキングに顔をだす。こうしたことも自分事にできるので良かったかもしれません。

おかげで当時は出席率に悩むこともほとんどなく、チームは最高でとあるトーナメントの県3位まで行きました。私設リーグでも優勝常連。なかなかです。私は素人ですが、キャプテン兼マネージャーとして楽しかったです、そういったお世話をすることが。

社会人になってからの営業企画での販促支援キャンペーン

さて、社会人になってからは、バリバリの営業会社に身を投じていました。コピーライターとして採用されたのに、入社したら配置換えで営業としてキャリアをスタートしました。結果として良かったですけれど。

そりゃ、営業っていえば、毎月「売上ランキング」「新規取引ランキング」とか、とにかくランキング好き。わしゃ嫌いじゃったけどな。

ちょっと愚痴ると、同期たちが先輩から引き継ぐお客さんがいたりする中で、私は全てド新規で、担当業界的にサービスによる成果が出づらく難易度が高い中、まったく売上や社数で追いつけないもんだから、なんかやる気が出るといえばウソになりますよね。一度大きな受注もしたけれど、商品力のなさから大クレームになるということも経験しましたし、でも年度末の最後の事業部売上を達成する受注もできて胴上げされるとか、そういった意味ではジェットコースターのような良い経験をしました。

と、それはさておき、その後に私は営業企画に異動したのです。営業企画では、先ほどのような営業キャンペーンを考えて企画することもあります。その時のKPIに応じて、いろいろなものをランキングにするのです。当時の上司も良かったのかもしれませんが、営業チーム対抗戦にしたり、例えば営業数字に届く前段階の指標で成果を見える化したりして、それなりにうまく仕掛けをできていたのではないかと思います。

CRMの構築や運用の担当をしていた時は、100人近い営業の皆さんの対顧客への情報の品質を上げるための教育もせねばなりません。でも出張でまわるわけにもいかず、社内掲示板やメーリングリストをつかって、私がほぼ独断で選んだ優秀賞をピックアップして掲載したり、コメントを入れてシェアしていたりしました。うまくいったかどうかは記憶のかなたに…ですが、当時、事業部として始めて黒字化をしたり、いろいろいいことがあったのは思い出します。

その後にリーマンショックで大変でしたけどね!それでやめましたけどね!(笑)

1500人を対象とした健康増進活動の企画運営

とある会社の全従業員を対象とした1年をかけた健康増進プロジェクトを企画、運営に従事しました。健康といっても健康指導とか、ヘルスケアとかそんな類ではありません。お祭騒ぎです。チーム対抗で、健康活動を競い合うのです。

健康になりましょう!だと、続かない人も、仲間と一緒に、連帯責任(笑)でやりだすと楽しくなって健康習慣を続けることができた。そのせいで、従業員どうしのコミュニケーションがよくなり、仕事を進めやすくなったり、健康的で身体が軽くなって生産性があがったことを実感する人が出てきたり、そもそも残業が減ったり、タクシー利用が減ったりと経費節減効果もあったり、何よりこの活動そのものが3年~4年にわたって広報効果をもたらすという成果につながったのです。

これは、ゲーミフィケーションの仕掛けを用いた成功例だと思っています。行動変容に導くことに成功しています。1500人全員とまではいかないまでも、頑張っているうちに、リアルなその人の生活や人生に何かしら良い影響を与えたと自信をもって言えます。家族との仲が良くなったり、体調が良くなったり、職場が改善されたり。

この感覚がたまらないから私のミッションなのだ

常々、私はソーシャルゲームのようなもの(私も嫌いじゃないが)に費やす時間があれば、そのエネルギーをリアルが充実できるような仕組みをつくって、人が楽しんでいるうちに幸せになれるようなサービスをつくりたいと強く思っています。

今思えば、仕組みや場を用意したりストーリーを考えたりしたものを誰かに挑戦してもらって、行動が変わったり、何かの具体的な成果が出て喜んでもらえたり、その時間そのものを楽しんでもらえたりすることに、何よりも達成感を感じるのです。

この価値をもっと具体的な仕組みに落として、しっかりビジネスにして、永続的なものをつくりあげていきたいと思っています。

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投稿者:

toyokichi

toyokichi

何かに夢中で楽しんでいるうちに、いろいろな課題を解決してしまってHappyになれるような、そんな仕組みをつくることを夢見ている人です。渋滞と行列がニガテ。ランナーもどきで実はオタクです。